二世帯住宅の購入前に知っておくべきコトとは?①
クセになってんだ、音殺して歩くの
人生で言ってみたいセリフ第23位くらいです。
どうも、私です。
(※上記のセリフはH〇NTER×HU〇TERのキルアさんのセリフです)
二世帯住宅の生活の中で音殺して歩く家族が居たら困りますね。
自宅の中で出合い頭にビックリなんて、そんな日常はちょっとご遠慮願いたいものです。
さて、本日は、そんな家族が居る方も居ない方も気になる(?)二世帯住宅のメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。
少子高齢化に伴う独居老人の増加、下がり続ける会社員の給与による共働き世帯の増加など社会的構造の変容により、自宅を購入する際、二世帯住宅を検討されるご家庭も少なくありません。
二世帯住宅はどういった定義なのか、メリットやデメリット、支払い税金の優遇措置など、二世帯住宅購入前に把握しておくべきことを一緒に見て行きましょう!
二世帯住宅の定義とは?間取り選びを慎重におこなうべき理由
二世帯住宅とは、もともと、旭化成ホームズが展開するブランド、へーベルメゾンの商品名として1975年に初めて登場しました。
その後、一般への認知が進み、ヘーベルメゾンに限らず、他の住宅の場合でも使われるようになりました。
二世帯住宅の定義
先述の二世帯住宅の生みの親である旭化成ホームズではひとつの住宅にキッチンが2つあることを二世帯住宅の定義としています。
しかし、一般で広く認知されるようになった今となっては、そういった厳密な線引きは曖昧になっているようで、おおまかに親と子の2つの世帯がひとつ屋根の下で暮らすことを二世帯住宅と呼んだりしています。
なお、税法や建築基準法などの、法律のうえでは二世帯住宅という言葉はありません。
一般に二世帯住宅と思われている完全分離型のお家は、共同住宅や戸建、長屋などのどれかに分類されます。
ちなみに二世帯住宅と似た生活スタイルを表現する言葉に近居があります。
これは、ひとつ屋根の下で暮らすのではなく、同じマンションの別号室や近所に住まいを構えるという型で、お互いのプライバシーを尊重しながら助け合えるというものです。地方でよく見る「敷地内同居」も近居になりますね。
二世帯住宅の間取り選びを慎重におこなうべき理由
二世帯住宅を購入する際にもっとも慎重に検討すべきなのが間取りです。
その理由は、住宅が長い期間住み続ける場所であり、その間に起こるであろう、いくつもの転機に備えておかなければ予想外の出費やトラブルに巻き込まれてしまうためです。
たとえば、親世帯の介護問題。
万が一、親に介護が必要になった場合、生活のほとんどを寝室のベッドで過ごすことになります。
そうすると、寝室から他への動線が長くならないよう、浴室やトイレを寝室近くに配置するなどの工夫が必要です。
また、介護が不要な場合でも転倒防止のために各所に手すりを付けたり、段差をなくすなと、バリアフリー化は意識的に取り入れる方が良いでしょう。
これらの工事は後から追加でおこなうこともできますが、多くの場合、割高になってしまうため購入時に併せて検討することをおすすめします。
また、子育てしやすい環境作りも重要です。
お子さんを見守りながら食事の支度や洗濯などができる動線は、家族が安心して暮らすために必要不可欠です。
さらに、リビング経由で動線を引くことで、家族が顔を合わせやすい環境になり、自然にコミュニケーションが生まれるようになります。
核家族の戸建を購入の際にも間取りは慎重に考えるべき問題ではありますが、二世帯住宅は特に家族の人数が増える分、今後の人生の転機の数も増える事が予測され、間取りの検討には更なる慎重さが求められることでしょう。
二世帯住宅の3つの型とメリット・デメリット
二世帯住宅には3つの型があります。
ここでは、その3つの型とそれぞれのメリットとデメリットを見ていきます。
二世帯住宅の3つの型
二世帯住宅はプライバシー確保の度合いや、共用する設備によって3つの型に分けられています。
<完全同居型>
これは昔ながらの同居スタイルといえばイメージが付きやすいかもしれません。
全ての設備を共用とし、それぞれの家族で寝室を分けるというサザエさん家スタイルですね。
<部分共用型>
これは、玄関や一部の設備を共用するタイプの型です。
1階と2階で世帯を分ける場合などが多く、キッチンや浴室、トイレなどはそれぞれの世帯ごとに設置されます。
そのため、プライバシーの確保がしやすく、お互いのほどよい距離感が保たれると思われます。
<完全分離型>
これは親世帯と子世帯が完全に分離して生活する型を指します。
キッチンや浴室、トイレなどはそれぞれの世帯に設置されており、施錠可能な玄関も別々となるので、完全に別の住戸として機能します。
プライバシーが容易に確保できるスタイルでありながら、すぐにお互いを訪問できるので、近居に近いスタイルとも言えます。
3つの型のメリット
完全同居型
全ての設備が共用となることから建築費や購入費を安価に抑えることが可能です。
また、将来誰も住まなくなった場合、一般の住宅として売り出したり賃貸に出す事が出来ます。
一部共用型
設備が分かれているため光熱費の按分がしやすいということが挙げられます。
また、ある程度はプライバシーも確保しやすいため、バランスがとりやすい環境ではないでしょうか。
完全分離型
それぞれが独立して住戸となっていることからお互いの生活を尊重しながら生活することができます。
また、他方が不在の時に勝手に家の中に入られるということもないので、不要なトラブルを避けることにも繋がります。(別居でも勝手に家に入る家族というのは居ますが、今回はその場合を除きます)
さらに、将来住人が住まなくなった場合、1戸だけ賃貸に出すことも可能です。
3つの型のデメリット
完全同居型
プライバシーの確保が難しいといえます。
また、光熱費の按分も難しいので、事前に話し合いを必要とします。
一部共用型
誰も住まなくなった場合の処分が難しくなります。
共用している玄関を分離させるなり、2つずつある設備を1世帯用に減らすなどの工事を必要とする場合があります。
完全分離型
それぞれの設備や内装が2つずつ必要となるため、その分、建築費や購入代金が高くなりがちです。
また、それらの設備の維持や修繕にも費用が必要になる点も注意が必要です。
いかがでしたでしょうか?
本日は、二世帯住宅のメリット・デメリットについてお話をしました。
次回は 節税効果 についてお話していこうと思います。
「二世帯住宅って確実に大きいお家よね?それなのに節税になるの?」と気になったそこの奥様!
次回必見です!!(。-`ω-)
それではまた次回お会いしましょう。
※一部いえらぶコラムより引用
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