スタッフブログ

犬猫のマイクロチップ義務化とは?ペットへの負担と費用について②

2022.09.05 スタッフブログ

トラかライオンで言えば・・・トラ。

 

どうも、私です。

 

本日は前回の記事の続き、マイクロチップの具体的な機能や費用、手続きなどをご紹介していこうと思います。

 

それでは本日も元気によろしくお願いしまっす!(=゚ω゚)ノ

 

マイクロチップの大きさはどれくらい?どんな機能があるの?

マイクロチップは、アンテナとICを内蔵した電子タグ。

 

直径2mm、長さ8~12㎜で、筒状の形をしています。

 

表面はガラスで覆われており、体内で動かないように特殊なコーティングや凹凸がつけられているみたいですね。

 

電子タグには飼い主のデータ(15桁の数字)などが登録でき、このデータは「リーダー」という機械を使って読み取るころが可能です。

 

マイクロチップは、いわばペットの身元証明のようなもの。

 

迷子や盗難、自然災害、交通事故などで離ればなれになっても、リーダーからの電波をマイクロチップが受信するため、犬や猫が飼い主のもとへと無事に帰れる可能性が高くなります。

 

ただし、GPS機能は付いていないので万能とは言えません。

 

マイクロチップを装着しているからと油断せず、飼い主側でしっかりと管理することが大切ですね。

 

なお、リーダーは全国の動物センターや動物病院に配備されるようです。

 

マイクロチップはどこに埋め込む?耐久年数はどれくらい?

 

 

・マイクロチップの装着方法

マイクロチップの埋込は、獣医療行為に該当するため、必ず動物病院で行わなくてはなりません。

 

「手術になるの!?」と不安になる方もいらっしゃるでしょうが、大掛かりな手術ではなく、皮下注射です。

 

通常の注射針よりも少し太めの「インジェクター」という注射器を使います。

 

痛みは通常の注射と変わらないようで、少しは安心です。

 

・マイクロチップを埋め込む場所

マイクロチップを埋め込む場所は「首の後ろ、背骨よりも少し左側」です。

 

高齢の犬・猫や、子犬・子猫、あまりにも小さい個体(チワワやマンチカンなど)だと、余計に不安になりますよね。

 

そんなときは獣医さんに相談し、想定されるリスクや安全性などを納得できるまで説明してもらってくださいね。

 

・マイクロチップの耐久年数

マイクロチップの耐久年数は、約30年だそうです。

 

電池切れなどの心配がないそうなので、犬や猫の一般的な寿命から考えると、途中で交換手術をする必要がありません。

 

首輪やドッグタグのように、落ちたり、外れたり、切れたりといった消失するリスクが無いのは嬉しいポイントでしょう。

 

マイクロチップの事故の可能性は?考えられる身近なトラブル

 

「マイクロチップが体内で破損したらどうしよう…」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。

 

(公社)日本獣医師会のホームページでは、“副作用やショック症状などの事故はない”としていますが、まれに異物に過剰反応を起こして炎症することがあるそうです。

 

まだまだ普及が一般的ではないことから、絶対にないとは言い切れないので、埋め込んだ後も常に安全性に目を光らせておいた方が良いでしょう。

 

また、事故はないとしていますが、よくあるトラブルとしてあげられるのは“マイクロチップの迷子”です。

 

背中に埋め込んだマイクロチップが、腕や肘などに移動してしまうことで、報告された中にはお腹に移動していた子もいたようです。

 

仮にマイクロチップが腕や肘にあると、犬や猫はその異物感から引っ掻いたり、噛んだり、わざとぶつけたりするそう。

 

加えて、マイクロチップが迷入した箇所を怪我してしまうと、破損リスクが高まります。

 

マイクロチップが体内で迷子にならないようにするためにも、装着後は安定するまで、しばらく激しい運動はさせない方が賢明です。

 

マイクロチップの移動に気付いたら、

 

・どうしたら良いか

・マイクロチップの形に異常がないか(破損していないか)

・マイクロチップが移動していることをどう周りに知らせたら良いか

 

これらを、獣医さんに相談してみましょう。

 

なお、マイクロチップはどうしてもという要望があれば、あとから取り外すことも可能だそうです。

 

しかし、その場合は外科手術になるので、全身麻酔などを承諾しなくてはならないでしょう。

 

命の危険性もあるので、獣医さんに相談しながらじっくり考えてみてください。

 

手術費用は自費でまかなうの?費用の相場と助成金の有無

マイクロチップの手術費用は、3,500~5,500円前後が相場だそうです。(動物病院によって異なります)

 

自費でまかなう必要がありますが、自治体によっては「手術費用を免除」などの助成金制度を設けているところもあるという噂を聞き、大館市のHPを確認しましたが、残念ながら大館市のHPでは見つけられませんでした…。

 

飼い主のデータはどこで管理される?登録手続きの流れ

 

 

マイクロチップのID登録と飼い主データは「AIPO(動物ID普及促進会議)」にて登録・管理されます。

 

登録料は1,000円で、登録手続きの流れは以下の通りです。

 

1.登録申込書を記入

登録申込書に、飼い主の氏名、住所、連絡先などを記入します。

登録申込書は、動物病院などでもらうことが可能です。

 

2.登録料を支払う

登録料1,000円を支払います。

 

3.申込書を送付する

公益社団法人 日本獣医師会に、申込書を送付します。

 

4.登録完了ハガキが届けばOK!

 

登録完了ハガキが届いたら、無くさないよう大事に大事に保管していてください。

 

引っ越しで住所が変わった、飼い主が変わった、ペットが亡くなったなど、登録データの変更手続きを行う際に役立ちます。

 

なお、ID番号や飼い主のデータの他にも、

 

・ペットの情報(名前、種類、品種、毛並み、性別、去勢・不妊手術の有無など)

・装着した日時

・獣医師の情報(名前、獣医師会コード)

・動物病院の情報(住所、電話番号)

 

これらを登録できます。

 

登録している飼い主が変更手続きを行う際は、無料で行えるそうです。

 

登録データ変更および削除手続きの流れ

登録データの変更・削除は、以下の手順で行います。

 

1.登録完了ハガキをコピーする

ID番号が書かれた面をコピーします。

 

2.余白に必要事項を明記する

コピー用紙の余白に変更事項を書きましょう。

 

3.コピーしたものを送付する

変更事項を記載した登録完了ハガキのコピーを、AIPOへ郵送またはFAXします。

登録データを削除する場合は、コピー用紙の余白に「データ削除」と明記すればOKだそうです。

 

 


 

いかがでしたでしょうか?

 

マイクロチップの装着が義務化されたことで、ペットと離ればなれになって悲しむ人が減るでしょう。

 

もらったり、拾ったり、すでに飼っていたりというペットへの装着義務はなく、あくまでも努力義務だそうですが、万が一のことを考えるならマイクロチップの装着を検討しても良いかもしれませんね。

 

ただし!マイクロチップがあっても離ればなれになった時の絶望と悲しみ、心配して夜も眠れず仕事どころではない精神状態、それらが解消されるわけではありません!

 

大切な我が子が親の不注意で離ればなれになってしまう事の無いよう、すべてのペットの親御様は常に十分に注意しましょう!( ー`дー´)キリッ

 

うちの子(猫)はお外から来た子なので、当然マイクロチップはついておりません。

既に5歳を過ぎておりますので、ペットショップの子たちが通常マイクロチップを装着する生後8週間はとうの昔に過ぎてしまいましたが…

万が一の脱走や、災害時に離ればなれになってしまったらと考えると…(´;ω;`)うぅ…

今回この記事を書きながら、万が一の事を想像して何度胸が苦しくなったことか(ノД`)・゜・。

 

我が子はちょうど予防接種の時期でもありましたので、次の通院の際に「5歳からでも装着して体に負担はないのか」主治医の先生に相談してみようと思います。

 

お猫様の下僕をされているニンゲンの皆様、お猫様の脱走率はわんちゃんたちより確実に高いと思います。

 

ぜひ、この機会にマイクロチップの装着を検討されてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

※一部いえらぶコラムより引用

 

 

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