不動産のこと

土地の価値を左右する査定ポイント

2021.06.01 不動産のこと

point①前面道路(道路の種類は?幅員は?舗装は?除雪は?)

道路には、種類があります。大館市の道路、誰か個人の持ち物の道路(みなし道路、位置指定(大館市認定)道路、宅地など)雪国で重要視されるのが除雪の有無(除雪が入らない立地を想像するとツラすぎます💦)

point②土地の形(きれいな四角?歪な形?)

四角は四角でも間口が狭く奥行きがある細長い土地と、間口が広くて奥行きも程々の土地とでは、同じ面積でも価値が変わります(間口が広すぎて奥行きのない土地もしかり)。細長い土地は建物の形が限られてくるので、自動的に間取りも制限されやすいのです…

point③土地面積は?

一番坪単価が安定しやすい面積は70~80坪です。100坪以上だと面積はありますが土地としての値段だ上がりすぎ価格帯として手が出しづらいという現状があります。また、50坪以下であると限られた建築になってしまう為、坪単価は下がります。

point④道路と敷地の高低差は?

道路と敷地の高低差がある場合、購入後、土地に対してかかる費用が買主負担となる為、その分が左右します。道路より高い土地であれば削るだけで済みますが、低い場合には改めて土を買って敷いて均して固めて…という作業が発生する為、売値が安くなりやすいのです。また、擁壁があったり、ブロックが積まれていたりすると、それを壊してなだらかにする作業も発生するので、その場合もちょっと安くなりがちです。

point⑤市営水道・下水道は入っていますか?

新築住宅には基本的に市営の水道を使用します。地下水だとエコキュート(給湯器)等の故障や水道管の詰まりが発生しやすいという理由から水道水を選択するお客様が多いのです(大館市の地下水、美味しいんですけどね)

point⑥近隣の利用状況はいかがですか?

新しい住宅がどんどん建っている、バス停が近い、お買い物に便利、病院が近い、小学校が近い等の利便性が高い地域では、多少狭くても形が悪くても値段次第で売れたりします。しかし、どんなに安くても、生活の便が悪い、隣に廃墟・空き家がある等、過疎化の進む地域は売れづらいという現状があります…。

point⑦隣地との境はハッキリしていますか?

不動産売買では境界線を重要視しています。境界標は国が認める唯一の隣地の境界の基準だからです。その為、境界標が設置してある土地は値段も付きやすいのですが、境界標がなく隣との境が「なんとなくこの辺…」という土地に関しては、売主の責任と費用負担にて境界標を設置して頂く必要があります。

※査定の基本は、近隣の売り出し状況、路線価に基づきますが、上記内容でプラス・マイナス評価が出ます事をご了承下さい。