畳の敷き方 ~建築ちょこっと雑学~
切腹の間???
いきなり物騒なことを書いてしましましたが…
畳にはいろいろな敷き方があるのですが4畳半の場合縁起の悪い敷き方があるので気をつけなければなりませんよというお話です。
卍型の敷き方は「切腹」が行われた縁起の悪い敷き方なのです。
4畳半の半畳を中央に敷く方法もありますが、こちらも敷き方に注意が必要です。半畳の畳を中央に、他の畳を左回り(卍型)に配置する敷き方は、「切腹の間」と呼ばれます。これはかつて、武士が切腹する際に用いられた畳の敷き方です。
事が終わった後、真ん中の半畳を取り換えることでスムーズに事後処理ができるため、この敷き方が採用されていたといわれていますが、現在では非常に縁起が悪い敷き方として避けられています。なお、畳を右回りに配置すると「茶室」の敷き方になります。
切腹と言えば…
未だ多くの謎を抱える戦国のミステリー「千利休の切腹」
千利休はなぜ切腹を命じられたのか? 戦国時代、戦さに負けた側の武将が切腹を命じられたり、武士が不始末などを犯した際に命じられたりする自ら命を断つ行為、切腹。 それは武士にのみ命じられる行為で、それ以外の身分のものが命じられることはありませんでした。 しかし、豊臣秀吉は千利休に切腹を命じています。 千利休は茶人であり商人でもありますが、決して武士ではありません。 そして、秀吉は千利休のことを非常に信頼しており、また秀吉の家臣たちや、他の戦国大名もを慕い尊敬していました。 一体なぜ、秀吉は千利休に切腹を命じたのでしょうか? 利休は切腹に値する罪を犯したのでしょうか?
千利休が切腹に至った理由とされるものの有名な7つをご紹介
その1:大徳寺に木造を置いたため
その2:娘を側室に出すのを拒んだため
その3:茶道に対する考え方で対立したため
その4:豊臣政権の政争に巻き込まれたため
その5:利休の個人資産を秀吉が恐れたため
その6:堺の権益を守ろうとした事が怒りに触れたため
その7:家康の間者として秀吉を毒殺しようとしたため
信ぴょう性の有無はあるにせよ、どの説も「ありえる!」と感じてしまいますよね。
切腹の理由が様々推測されることから、利休の切腹は当時から謎が多く、そもそも一つの理由だけによるものではなかったのかもしれません。
最後に...
少し話が脱線してしまいましたが💦
設計では「畳コーナー」とか何かと大活躍な4畳半ですが敷き方一つ間違えれば「切腹の間」になってしまいます!!
4畳半の時の畳の敷き方はとにかく「卍はダメ!」と覚えておきましょう!!
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